可奈子
「まだ、撮影、続けるの……?」
唯士
「主任だってまんざらじゃないでしょう。そんなに濡らして……」
可奈子
「言わないで、自分でもわかってるわよ、そんなことぐらい……ぅぅ」
主任は、オナニーをとめられて、少し冷静さと羞恥心を取り戻したようだ。よろしい、ここからまた再び、よがり狂わせてやるとしよう。
唯士
「ポーズに変化がほしいので、そのスツールに手をついて。こちらにお尻を向けてください」
あらかじめ適当に持ちこんでおいた中古のバースツールを示して、主任に指示する。
可奈子
「ああ、もう、こうなったら好きにすりゃいいじゃない、こう?」
態度はヤケクソな感じだが、最初に比べると主任もだいぶ従順になってきた。嫌がるそぶりを見せつつも、すぐに従う。
唯士
「そうそう、こちらの角度から、主任のいやらしく濡れた部分が丸見えです」
言葉でのいたぶり、そして撮影されていることを意識させるシャッター音が、主任のまだ火照っている身体に再び火をつけていく。
可奈子
「あ……はうぅ……エッチなところ、撮られてる……」
唯士
「ふふ、濡れ濡れのおまんこを撮られるのが、気持ちいいんでしょう? 感じるんでしょう?」
可奈子
「そんな……こと……な……い……」
この期に及んで、まだ言葉では否定しようとするが、今さらというものだ。
唯士
「ふむ、感じていないと? それはいけませんねぇ。ファンはエロエロなあなたの写真を望んでいるんですよ」
唯士
「では、主任がもっとエロい顔になるよう、小道具を使ってみましょうか」
可奈子
「エロい顔にするって……メイクでもするつもり? あんたが?」
こちらの意図をつかめず、主任はきょとんとする。
唯士
「メイクとはまた、女性の発想ですねぇ。そうじゃなくて、実際にエロくなってもらいますよ。さっきみたいに」
可奈子
「さ、さっきのことは……忘れてよ。それで、どうするのよ?」
唯士
「エロくなるには、エロい小道具ですよ」
俺は、用意した物を、よく見えるように主任の顔のすぐ前につきつけて見せつけた。
可奈子
「ちょっとそれっ!」
主任は息を飲んだ。
唯士
「ええ、見ての通り、バイブですよ。もちろん、ご存じですよね?」
今時はバイブもいろいろな形のものがあるが、俺が出したのはごくオーソドックスなタイプのものだった。
可奈子
「し、知らない、そんなの……」
今さらカマトトぶる主任に、俺は失笑した。
唯士
「主任ほどの変態さんなら、ご自分でも持っているんじゃないですか?」
可奈子
「そんなやらしいの……なんでわたしが持ってないといけないのかしら」
主任はバイブから目をそらす。だが、横目でちらちらと見ていた。
唯士
「興味はおありのようで。本当は欲しいけれど、お店や通販で買う勇気はなかった、ってところですか?」
またしても図星を刺され、主任は黙り込む。こういうことは本当に解りやすい人だ。
唯士
「やはり私が撮影に協力してよかったでしょう? こうして撮影の小道具もご用意できますから」
可奈子
「……って、これをどうする気?」
唯士
「ほら、手にとって」
俺は、彼女の右手の方にバイブを差し出した。主任は、少し震える手でバイブを受け取る。
可奈子
「……どうしろって、いうの?」
唯士
「私がそれで何をさせたがっているのか、言わなきゃわかりませんか?」
可奈子
「……わかったわよ。やれば……いいんでしょう? どうせ、逆らえないんだから……」